矯正治療の意義

「矯正はお金がかかるし、治療期間も長いから…」となかなか治療に踏み切れないかもしれません。このページでは、歯の見た目の改善だけでない、矯正治療の意義についてご説明します。

歯並びが整って見た目の印象が良くなります。加えて、嚙み合わせの悪さによって生じた顔の歪みや横顔の見た目（口ゴボやしゃくれ）も改善できる可能性があります。

歯並びが整うことで歯に食べカスやプラーク（歯垢）がたまりにくくなります。歯の清掃もしやすくなるため、虫歯や歯周病のリスクが減ります。加えて、歯並びが整うことで口をしっかり閉じられるようになるため、口腔内の乾燥による細菌の増殖も抑えることができます。

不適切な嚙み合わせによって一部の歯に過剰な負担がかかっている状態を改善できます。歯の摩耗や破折を防ぎ、歯の寿命を伸ばすことができます。

歯並びが整うことで口をしっかり閉じられるようになるため、口腔内の乾燥による細菌増殖を抑えることができます。風邪やインフルエンザなどの感染症のリスクも軽減できます。

噛み合わせが整って顎関節への過剰な負担が減るため、顎関節症の改善・予防につながります。

歯並びが整うことでより細かな舌の動きができるようになり、「サ行」や「タ行」の発音がしやすくなります。

不適切な噛み合わせによる顎関節や顎周りの筋肉の緊張が軽減することで、肩こりや姿勢不良の改善につながります。

しっかり噛めるようになることで、側頭筋への負荷が減って血流が改善されます。慢性的な頭痛やめまいの改善につながります。

咀嚼がしやすくなるため、消化不良による胃腸の不調や栄養不足が改善する可能性があります。

しっかり噛めるようになることで、認知機能を司る前頭前野の血流がよくなり、集中力や判断力の向上につながります。

顎周りの筋肉の緊張による自律神経の乱れが軽減することで睡眠の質向上を期待できます。また、いびきや無呼吸の改善によって夜中に起きにくくなります。

歯周病を予防することで、歯周病によって引き起こされるさまざまな病気（脳梗塞、誤嚥性肺炎、心筋梗塞、糖尿病など）のリスクを減らすことができます。