引っ越しで矯正治療が
中断されるって本当?

仕事や進学、結婚などで引っ越しが決まったけれど、矯正治療の途中だった…そんな方は少なくありません。「このまま治療は続けられるの?」「今のクリニックは遠くてもう通えない…」と、不安に感じることもあるでしょう。矯正治療は月1回ほどの定期的な通院が必要な長期治療です。そのため、矯正治療中に引っ越しをすると、さまざまなリスクが伴います。
しかし、事前にしっかり準備をすれば、転院後も治療を中断せずに続けることが可能です。

矯正治療中に
引っ越し・転院するリスクとは?

矯正装置の不具合が起きても
すぐに対応できない

例えば、ブラケットやワイヤーが外れたり、装置が口の中を傷つけて我慢できないほどの痛みを感じたりした場合、本来であれば通っているクリニックで迅速に対応してもらえるはずです。しかし、引っ越し先ではまだ転院先を決めていない場合も多く、問題が放置されることで治療が遅れたり、すぐに適切な対応を受けられないリスクがあります。

治療の引き継ぎがうまくいかず
治療計画が変更になる

転院する場合、現在の治療計画は他の医師に引き継がれますが、転院先のクリニックで使用する装置が異なったり、医師ごとの治療方針に違いがあったりするため、治療内容や治療期間が変更されることがあります。また、治療記録の引き継ぎが不十分だと、最初からやり直しが必要になる可能性もあります。特に、裏側矯正(リンガル矯正)やマウスピース矯正治療の場合、対応できるクリニックが限られているため、治療計画の変更リスクが高くなります。

治療費の精算・再請求トラブル

引っ越しに伴う転院では、治療費の精算や再請求に関するトラブルが発生することがあります。治療の進行状況に応じて費用を返金してくれるクリニックもありますが、全く返金を行わないクリニックもあります。また、転院先で新たに治療費を全額支払わなければならない場合や、前の医院と転院先でそれぞれ精算手続きを行う場合もあります。費用面のトラブルを避けるために、転院前に現在のクリニックで精算の方針を確認し、転院先でどの程度費用がかかるか事前に把握しておきましょう。

引っ越しが決まったら
まずやるべきこと

現在のクリニックに早めに相談する

引っ越しが決まったら、まず現在の担当医に転院の予定を伝えましょう。矯正治療は長期にわたるため、早めにスケジュールを共有しておくことで、転院準備がスムーズに進みます。また、担当医からのアドバイスによって、次のクリニック選びに役立つ情報を得られることもあります。

紹介状や治療記録をもらう

転院の際には、現在のクリニックからレントゲン写真、治療計画書、口腔内写真などの資料を発行してもらう必要があります。これらの資料は、新しいクリニックで治療を円滑に引き継ぐために欠かせません。発行には時間がかかる場合もあるため、引っ越しの1〜2か月前を目安に依頼するのがおすすめです。

転院先のクリニックを探し
治療方針を確認する

引っ越し先の地域で矯正治療を続けられるクリニックは、早めに探しておきましょう。候補が見つかったら、治療計画や費用について説明を受けに行き、今の治療方針や使用している装置に対応できるかどうかを確認することが大切です。

治療保証は引き継がれるの?

矯正治療中に引っ越しや転勤などで転院する場合、気になるのが「治療保証」の取り扱いです。
「現在の矯正治療の保証が、そのまま転院先で引き継がれるのか?」というご質問をよくいただきますが、結論から言うと、治療保証が引き継がれるケースは非常に稀です。あまり期待しすぎないほうがよいでしょう。

特に、使用している矯正装置や治療計画が転院先のクリニックと異なる場合、保証の対象外となってしまうことがほとんどです。例えば、裏側矯正(リンガル矯正)や特定メーカーのマウスピース矯正治療を受けている場合、それに対応していないクリニックでは、これまでの治療方針をそのまま引き継ぐことが難しく、保証が無効となる可能性が高くなります。

当院では治療費の半額を返還します

当院では、矯正治療の開始日から6カ月を経過した後、転居に伴い治療をおやめになる場合、治療費用の半額を返還いたします。

ご返還例①

■総治療費が80万円で治療開始時に一括で80万円をお支払い済みの場合
6カ月経過後に治療をやめられた際には40万円を返還いたします。

ご返還例②

■総治療費が80万円でその内の50万円をお支払い済みの場合
6か月経過後に治療をやめられた際には10万円を返還いたします。
※総治療費の半額40万円、お支払い済みの金額50万円(差額10万円)

ご返還例③

■総治療費が80万円でその内の35万円をお支払い済みの場合
6か月経過後に治療をやめられた際には5万円を頂戴いたします。
※ 総治療費の半額40万円、お支払い済みの金額35万円(差額5万円)

転院を予定している方へ

矯正治療を途中で中断してしまうと、歯並びは元の状態に戻ろうとします。そのため、もし当院での治療をやむを得ず中止される場合でも、ぜひ他の歯科医院で治療を継続していただきたいと考えています。しかし、転院先の医院で当院の治療をそのまま引き継げるとは限らず、多くの場合は再度の検査や診断が必要となります。また、治療費も新たに発生するケースがほとんどです。


転院をお考えの場合は、事前にしっかりと確認していただき、信頼できるクリニックをお探しください。何か不安な点があれば、いつでもご相談に乗りますので、お気軽にお声がけください。

このページの監修者

私が監修しました
千葉ニュータウン中央駅前
河合歯科 矯正歯科
院長河合 友輔

当院はこれまで
1,275件の矯正治療を
手掛けてきました。

これまで積み重ねてきた
経験と知識を基に、
お1人お1人に合った
適切な治療をご提供いたします。

症例写真

費用補足:
治療開始前の適応検査・治療プラン提案費として、別途3,150円が必要です。
リスク:
マウスピース装着による不快感・痛み、歯根吸収等の副作用があります。矯正後に後戻りすることがあります。

近隣で歯列矯正をご検討の方は
ぜひご相談にいらしてください。

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