
歯列矯正中にお茶やハーブティーを飲んでもいい?飲む際の注意点
大人の矯正歯科2025/4/4
このページの監修者

河合歯科 矯正歯科
Contents
歯列矯正中にお茶を飲んでも良い?

歯列矯正中にお茶を飲むこと自体は禁止されていません。ただし、マウスピース矯正をしている場合は、装置を装着したままお茶を飲むと変形や劣化を招く恐れがあります。マウスピース矯正中にお茶を飲む際は必ずマウスピースを外しましょう。
歯列矯正中に
お茶を飲むデメリット
茶渋による着色汚れ
(ステイン)
矯正中にお茶を飲む場合、茶渋による着色汚れが気になるデメリットがあります。お茶に含まれるポリフェノールやタンニンは、歯の表面や矯正装置に付着しやすく、放置するとステインとして残る可能性があります。特に紅茶や濃い色のお茶はこの影響が強いとされています。この着色は見た目や矯正装置の美観に影響を与えるだけでなく、長期間放置すると除去が難しくなるため注意が必要です。
酸性の飲み物は
エナメル質を弱らせる
お茶の中には酸性の成分を含むものもあり、頻繁に摂取することで歯のエナメル質が弱くなる可能性があります。酸性の飲み物が歯に長時間触れると、表面が溶けやすくなり、特に矯正装置を装着している部分周辺ではリスクが高まります。これにより着色だけでなく歯自体がダメージを受けることもありますので、酸性の強い飲料の量や摂取頻度を調整することが重要です。
砂糖入りの飲み物は
虫歯のリスクが高まる
矯正中に甘いお茶や砂糖を含む飲み物を飲むと、虫歯のリスクが高まります。砂糖は虫歯菌のエサとなり、口腔内が不衛生な状態になりやすいためです。矯正装置の隙間に砂糖が溜まると歯磨きが行き届かず、虫歯が進行するリスクもさらに高まります。そのため、矯正中は無糖のお茶を選ぶのがおすすめです。
マウスピース矯正は
着けたまま飲むと
変形リスクがある
マウスピース矯正を行っている場合、お茶やその他の飲み物を装着したまま飲むと、素材が変形するリスクがあります。特に熱い飲み物は、マウスピースの変形を引き起こし、矯正効果が損なわれる場合があります。また、着色の強いお茶を装着したまま摂取するとマウスピース自体が着色し、衛生面や外観にも影響を与えます。
歯列矯正中にお茶を飲むメリット
虫歯予防効果
(カテキンの抗菌作用)
お茶には「カテキン」と呼ばれるポリフェノールが含まれており抗菌作用を持っています。この成分は虫歯の原因となる細菌の増殖を抑える効果があり、矯正中にも虫歯予防に役立ちます。特に、緑茶やほうじ茶にはカテキンが豊富に含まれています。
口臭予防に役立つ
矯正中は矯正装置の影響で口内環境が変化し、食べカスや歯垢の残りやすさから口臭が気になることがあります。お茶に含まれるカテキンやタンニンは、口内の細菌の働きを抑えるだけでなく、悪臭の原因菌も減少させる作用があるため、口臭予防に効果的です。例えば、緑茶や紅茶にはこれらの成分が多く含まれており、矯正中の飲み物として上手に活用することで、口臭対策にもつながります。
お茶の種類別の
メリットとデメリット

緑茶
緑茶は歯列矯正中の飲み物としてメリットとデメリットがあります。ポリフェノールの一種であるカテキンが豊富に含まれており、抗菌作用による虫歯予防効果が期待できます。また、口臭予防にも役立つと言われています。一方で、色が濃いため、矯正装置や歯に着色するリスクがあります。特に緑茶に含まれるタンニンが茶渋汚れの原因となるため、こまめに水で口をすすぐことが重要です。
ほうじ茶
ほうじ茶は緑茶と同様にカテキンを含みつつ、比較的カフェインが少なく胃に優しい飲み物です。食事のお供としても愛されていますね。着色リスクは緑茶よりも低いとされていますが、完全にゼロではありません。持続的に飲む場合は、歯磨きやストローで対策することがおすすめです。
麦茶
麦茶はカフェインを含まず、歯列矯正中でも飲みやすい飲み物の一つです。虫歯のリスクが少なく、着色の心配もほうじ茶や緑茶より低いです。
紅茶
紅茶は香りが高く人気のある飲み物ですが、着色リスクが高いことがデメリットです。紅茶に含まれるポリフェノールの一種であるタンニンが歯や矯正装置への色素沈着を引き起こす原因となります。ストローの活用や飲んだ後に水ですすぐことで、着色のリスクを軽減しましょう。
ウーロン茶
ウーロン茶は脂肪燃焼を助ける効果や、抗菌作用による口腔環境の改善が期待できます。ただし、紅茶と同じく着色リスクが高い飲み物の一つです。また、香りや味が強めで酸味もあるため、飲み過ぎはエナメル質への影響を考慮する必要があります。適量を守り、口腔ケアを徹底しましょう。
ルイボスティー
ルイボスティーはカフェインを含まず、抗酸化作用が高い飲み物として知られています。矯正中でも安心して飲みやすい選択肢の一つです。また無色透明に近い色合いのため、他のお茶に比べて着色のリスクが低いです。健康や美容にも良い効果が期待される点で、矯正中にもおすすめです
ハーブティー
ハーブティーは種類によって効能が異なり、リラックス効果や抗菌作用を持つものもあり、矯正中の飲み物として適しています。ただし、フルーツティーなど酸性が強いものはエナメル質を弱らせる可能性があるため、頻繁に飲むことは控えましょう。また、濃い色のハーブティーは着色リスクもあるため注意が必要です。
矯正中におすすめのお茶
矯正中におすすめのお茶は、着色や酸性度が低く、カフェインを含まないものです。例えば麦茶やルイボスティーがこれに該当します。また、口腔内の健康をサポートする抗菌作用のある緑茶やほうじ茶も適度に飲むと良いでしょう。
お茶を飲む際の注意点

お茶を飲んだ後に水で口をすすぐ
矯正中にお茶を飲む際は、その後に水で口をすすぐことを心掛けてください。お茶にはポリフェノールやタンニンが含まれていますが、これらは着色の原因にもなります。特に紅茶やウーロン茶など色の濃いお茶は、矯正装置や歯に茶渋(ステイン)を残しやすいです。外出時にも小さなボトルに水を入れて持ち歩くと便利です。
ストローの活用で着色を防ぐ
矯正中にお茶や色の濃い飲み物を飲む際には、ストローを使うことも効果的です。ストローを使用すると、飲み物が歯や矯正装置に直接触れるのを防ぐことができ、着色を予防できます。
熱々ではなく冷めてから飲む
熱い飲み物を飲むとエナメル質が一時的に膨張し色素が吸着しやすい状態になることがあります。少し冷ましてから飲むことで着色を防ぐことができます。
砂糖が入っていないお茶を選ぶ
矯正中は、虫歯のリスクを避けるためにも砂糖が含まれていないお茶を選びましょう。砂糖が入った飲み物を摂取すると、虫歯菌が活発に活動しやすくなり、矯正装置の隙間など手入れがしにくい場所に虫歯ができる可能性が高まります。
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マウスピース装着による不快感・痛み、歯根吸収等の副作用があります。矯正後に後戻りすることがあります。
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