矯正中にロキソニンなど
鎮痛剤を飲んでもいい?

応急処置として飲むのは
問題ありません

歯列矯正中に痛みを感じた場合、応急処置としてロキソニンなどの市販薬を服用するのは問題ありません。特に矯正を始めたばかりの時期やワイヤーの調整後は痛みが出ることはよくあります。このような場合には、市販の鎮痛剤を使用し、一時的に不快感を和らげると良いでしょう。ただし、痛みが長期間続く場合や痛みの程度が強すぎて日常生活に支障をきたす場合には、主治医へ相談することをおすすめします。

痛み止めを常用するのはNGです

ただし、鎮痛剤の常用は矯正治療を遅らせてしまうリスクがあるため避けるべきです。矯正治療では歯に力を加えることで適度な炎症を起こして歯を移動させます。鎮痛薬は抗炎症作用があるものが多く常用すると歯の動きが遅くなってしまう可能性があります。痛みが我慢できる程度であればなるべく薬に頼らないようにしましょう。

矯正中に飲むなら
ロキソニン以外がいい?

ロキソニンは速効性があり効果が高いことで知られています。ただし、ロキソニンには抗炎症作用が多く含まれているため、矯正中の歯の動きに悪影響を与える可能性があります。同じ鎮痛剤であるカロナールはロキソニンよりも抗炎症作用が少ないため、治療への影響が気になるのであればカロナールがおすすめです。

抗炎症作用が弱い鎮痛剤(矯正と相性〇)

  • タイレノール(小児用もあり)
  • カロナール(病院で処方されることが多い)

抗炎症作用が強い鎮痛剤(矯正と相性×)

  • ロキソニン(ロキソプロフェン)
  • ボルタレン(ジクロフェナク)
  • イブプロフェン(バファリンEX・イブAなど)
  • アスピリン(バファリンAなど)
  • ナプロキセン(ナイキサン)

矯正中に痛みが出やすいタイミング

歯列矯正中に特に痛みが出やすいタイミングは、マウスピース交換後やワイヤーの調整後です。歯にかかる力が強まって歯槽骨に負担がかかるため特にい網が発生しやすくなります。交換or調整後1~3日ほどが痛みのピークで、1週間ほど経つとだいぶ痛みが落ち着いてきます。

ワイヤー矯正の場合は初めて器具を着けた後は矯正器具が粘膜に当たって口内炎ができやすくなります。これらの痛みは一時的なもので徐々に慣れて症状が和らいでいきます。

薬以外で矯正の痛みを和らげる方法

矯正用ワックスを使用する

ワイヤー矯正では、装置の突起部分が口内に当たって痛みを感じる場合があります。このような場合には矯正用ワックスの使用がおすすめです。口内炎や擦れが起きやすい部分を保護することで、痛みを大幅に軽減することができます。

柔らかい食べ物を摂る

歯列矯正中は食事中の噛む動作が痛みを引き起こすことがあります。痛みを感じる時は、おかゆやスープなどの柔らかい食べ物を選ぶと良いでしょう。

リラックスできる時間を取る

特に痛みを感じやすい矯正初期段階では、無理をせずにリラックスできる時間を確保することも大切です。ストレスの軽減によって、痛みに対する感受性が低くなることも期待できます。

このページの監修者

私が監修しました
千葉ニュータウン中央駅前
河合歯科 矯正歯科
院長河合 友輔

当院はこれまで
1,275件の矯正治療を
手掛けてきました。

これまで積み重ねてきた
経験と知識を基に、
お1人お1人に合った
適切な治療をご提供いたします。

症例写真

費用補足:
治療開始前の適応検査・治療プラン提案費として、別途3,150円が必要です。
リスク:
マウスピース装着による不快感・痛み、歯根吸収等の副作用があります。矯正後に後戻りすることがあります。

近隣で歯列矯正をご検討の方は
ぜひご相談にいらしてください。

地域最安級19.8万円~

詳しくはこちら

スマホサイトは
こちら