
矯正後に現れる黒三角の正体とは!?ブラックトライアングルの原因と治療法
大人の矯正歯科2025/4/14
このページの監修者

河合歯科 矯正歯科
Contents
ブラックトライアングルとは?

ブラックトライアングルの概要
ブラックトライアングルとは、歯と歯の間にできる黒い三角形の隙間のことを指します。特に前歯の間にできやすく、歯ぐきが下がったり、矯正治療によって歯の重なりが解消されたりすることで生じます。その形が三角形で、黒い影のように見えることから「ブラックトライアングル」と呼ばれています。
ブラックトライアングルができる原因
加齢や歯周病による歯肉退縮
ブラックトライアングルは、歯ぐき(歯肉)が後退することで起こることが多い現象です。年齢とともに歯槽骨や歯ぐきのボリュームが減少し、歯と歯の間に隙間が生じやすくなります。また、歯周病によって歯周組織が破壊されると、歯ぐきの後退が進み、より目立つ形でブラックトライアングルが現れることがあります。
骨や歯ぐきの変化
矯正治療では、歯を動かす過程で歯槽骨や歯ぐきに影響が生じることがあります。特に長期間の矯正治療では、歯槽骨が再構築(リモデリング)されることにより、骨の量が一部で減少することがあります。この影響で、歯ぐきの厚みや高さが減少し、歯と歯の間にブラックトライアングルが現れることがあります。
歯並びの変化
矯正によって歯がきれいに並ぶと、歯と歯の接触点が高くなることがあります。特に、もともと細長い形の歯の場合、歯と歯の間に隙間ができやすく、その結果、ブラックトライアングルが目立つことがあります。
力を入れすぎた歯磨き
力を入れすぎてブラッシングしたり、硬い歯ブラシを使い続けると、歯と歯の間にある三角形の歯ぐき(歯間乳頭)が傷つき、次第に後退してしまいます。この後退が原因で、ブラックトライアングルが現れることがあります。
ブラックトライアングルの治療法
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入によって歯ぐきのボリュームを増やし、ブラックトライアングルの隙間を埋める治療法です。ヒアルロン酸は人体にも自然に存在する成分で、安全性が高く、歯周治療でも利用されています。ただし、効果は一時的なため、維持するためには定期的な注入が必要となる場合があります。
IPR(ストリッピング)

IPR(ストリッピング)では、歯と歯の間のエナメル質をほんの少し削り、隙間を調整することでブラックトライアングルを目立ちづらくする治療法です。削る量は極めて微量で、歯の健康への影響は最小限に抑えられます。しかし、この治療法には適用条件があるため、担当医と十分に相談してください。
歯間乳頭再生治療

歯ぐきの後退によって生じるブラックトライアングルには、歯間乳頭再生治療が効果的な場合があります。この治療法では、手術を通じて歯ぐきを再生し、美容的に改善します。一般的に行われるのは、結合組織移植術(CTG)や再生材料を用いた治療です。特に歯周病により歯ぐきが大きく後退しているケースでは、この方法が非常に有効です。
詰め物や被せ物の再調整
詰め物や被せ物が原因でブラックトライアングルが目立っている場合、これらを再調整することで改善が可能です。詰め物や被せ物の形状を変更し、隙間を埋めることで自然な見た目に整えることができます。また、ラミネートベニアやクラウンを用いて歯の形を修正することも効果的です。ただし、事前に歯の健康状態や咬み合わせをしっかり確認することが重要です。
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