歯列矯正でうつ病になる？

歯列矯正でうつ病になる？

歯列矯正自体が直接的にうつ病の原因になることは一般的に考えにくいですが、矯正治療が心理的なストレスとなり、それが間接的にうつ症状の原因となることもありえます。また、うつ病とまではいかずとも気分の落ち込みや憂うつな気持ちに繋がる可能性もあります。実際、検索のサジェストに「歯列矯正 うつ病」が出てきますし、WEB上の体験談で「矯正が原因でうつっぽくなった」という方が複数いらっしゃいます。

うつ病の原因とは？

うつ病の原因はまだよくわかっていませんが、感情や意欲を司る脳の働きに何らかの不調が生じているものと考えられています。精神的ストレスや身体的ストレスに加えて性格や遺伝などが要因といわれています。

歯列矯正による考えうる影響

痛みによるストレス

歯列矯正では、歯を動かすために一定の圧力がかかるため、治療初期やワイヤーの調整後に痛みを感じることがあります。この痛みが続くとイライラやストレスが蓄積し、精神的に負担となることがあります。

自律神経の乱れ

矯正治療により一時的に噛み合わせや顎の位置が変わることで自律神経のバランスが乱れる可能性があります。自律神経の乱れは、不眠や倦怠感、不安感などの症状を引き起こし、場合によってはうつ症状につながることもあります。

見た目の変化への不安

矯正器具を装着した際や治療途中の歯の動きにより、見た目が気になってしまう方もいます。他人の視線や外見に対する自己評価が低下すると、それが心理的なストレスとなることがあります。

生活環境の変化

矯正治療を始めると、食事や歯磨きの仕方、日常の管理がこれまで以上に求められます。こうした生活スタイルの変化が負担となり、ストレスを感じる方もいます。

長期の治療による不安

歯列矯正は、治療期間が1〜3年と長期にわたることが一般的です。この期間中に「本当に治るのだろうか」といった不安や経済的な負担を感じることが、気持ちの沈み込みにつながる場合があります。

治療失敗によるストレス

矯正治療によって期待する結果が得られない場合や、治療が予定より長引いた場合には、さらなるストレスを感じることがあります。治療結果への不満が精神的な落ち込みに発展する可能性もあります。

矯正でうつ病になった？SNSの声

「歯列矯正 うつ病」に関するSNS上の声を集めてみました。

今週本当に矯正(歯磨きの無駄な時間)で鬱になってしまって、日中に泣きそうになったくらい鬱だった。本当にやめたい気持ちしかない。大きな変化もないし。イライラとストレス死にたくなった
とにかくストレスやばいしイライラもすごい

— すず𓂃 𓈒𓏸❁⃘歯列矯正 (@_sora0824c_) October 15, 2022

親から頬コケをかなり心配されていて
「ねえ本当に大丈夫？！その歯医者さん！！顔は治るの？！失敗じゃないの？！」って言われるし、
私はそんなにブスになったのかと落ち込むし不安煽られて落ち込み祭りしちゃう。
安心早くしたい！！！

— べてぃ@歯列矯正 (@Beauty_Betty_) November 2, 2021

うーん、歯列矯正の痛みが予想以上に長引いてて、歯出してニコーがいつもより上手くできなくて落ち込み😔私から笑顔取ったら何が残るんかなーとか考えてたけど、何か残せるもの見つけなきゃ、あとやっぱ早く治って！笑 長らくパン食べれてない、恋しい🥺🍞

— 甘露まな《ParaMilia》 (@Paramili_mana) December 10, 2024

今まで生きてきて、病んだり落ち込んだりしたことなかったけど、

歯列矯正2度失敗した時は人生で初めて死ぬほど病んだ。

病むとか鬱病になるとかってこんなに辛いんだね😭

— ゆう　歯列矯正 (@yuu27124) October 25, 2024

矯正で気持ちが沈んでしまった
と思ったら？

歯列矯正によって気持ちが沈んでしまったと感じる場合には、早めに対策を取ることが大切です。治療中に感じる不安や疑問について、まずは矯正治療中の歯科医に相談しましょう。治療の進捗や体調不良について聞くことで不安が軽減できるかもしれません。必要に応じて治療計画や矯正装置の変更が可能な場合があります。また、気持ちが落ち込んで日常生活に支障をきたしている場合は精神科を受診することも選択肢の一つです。