ワイヤー矯正は痛い?

ワイヤー矯正は歯列矯正の中でも痛みを感じやすい方法です。「ワイヤー矯正=痛い」というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。特にワイヤー調整直後は痛みが出やすく、「痛くて食事ができない」「柔らかい物も食べられない」といった体験をされる方もいらっしゃいます。ただし痛みの感じ方には個人差があるため、中には「そこまで痛みを感じない」という方もいます。

ワイヤー矯正中の痛みは2種類!

ワイヤー矯正における痛みは大きく分けて2つあります。1つ目は、歯が動く際に発生する痛みです。歯列矯正では歯に力を加えることで歯根を溶かす細胞と作る細胞を活性化させ徐々に歯を動かしていきます。その過程で炎症が起きるため痛みを感じます。この痛みは、特に治療の初期段階や、ワイヤー調整後の数日間に強くなる傾向があります。

2つ目は矯正器具そのものによる刺激で生じる痛みです。ワイヤーやブラケットという器具が舌や頬に当たることで口内に傷がついたり、口内炎ができたりすることがあります。ただし、これらの痛みも時間の経過とともに慣れて軽減することが多いです。

ワイヤー矯正の痛みに関する
SNS上の声

痛みが出にくい人の特徴とは?

痛みに強い体質・遺伝的要因

痛みの感じ方は個人差が大きく、神経の敏感さや痛みを緩和する物質が体内でどれだけ分泌されるかが関与しています。元々の体質で痛みに強い方は、ワイヤー矯正でも痛みを感じにくい場合があります。

歯が動きやすい人

歯根が比較的短い人や歯槽骨が柔らかい人は歯がスムーズに動くため、痛みを感じにくい傾向があります。ただし、歯根が短すぎると矯正によるリスクが高まることがあるため、矯正治療の計画段階で歯科医とよく相談することが重要です。

食生活がバランスがよい人

バランスの良い食生活をしている人は、矯正器具による口内の傷が治りやすい傾向があります。特に ビタミンC・A・E、鉄分、亜鉛、タンパク質 などの栄養素は、傷の修復を促し、炎症を抑える効果があります。

ストレスが少なく
リラックスしやすい人

ストレスは交感神経を活性化し、痛みを感じやすくする要因となります。そのため、リラックスできる環境や習慣を持っている人は歯列矯正中の痛みに対しても強い傾向があります。

歯並びの乱れが軽度な人

軽度の不正歯列であれば歯を動かす量が少なく済むため、ワイヤー矯正であっても痛みを感じにくい場合があります。ワイヤー矯正は重度の症例にも対応できますが、動かす歯が多ければそれだけ痛みを伴います。

弱いワイヤー(細いワイヤー)
からスタートした人

矯正治療のワイヤーには細いものや太いものなどいくつかの種類があります。ワイヤー矯正治療の初期には痛みを抑えつつ、無理のない移動を促すために細いワイヤーを使用する場合があります。現状は痛くないと感じても、強いワイヤーに変更する段階で痛みも強まる可能性があります。

器具が破損している場合も…

「ワイヤー矯正なのに痛くない」と感じる場合、器具が破損して歯に十分な力が加わっていないという可能性も考えられます。ワイヤーがゆるんでいる・ブラケットが取れているなど矯正治療中に器具の異常を感じたら、すぐに担当の歯科医師に相談しましょう。

このページの監修者

私が監修しました
千葉ニュータウン中央駅前
河合歯科 矯正歯科
院長河合 友輔

当院はこれまで
1,275件の矯正治療を
手掛けてきました。

これまで積み重ねてきた
経験と知識を基に、
お1人お1人に合った
適切な治療をご提供いたします。

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費用補足:
治療開始前の適応検査・治療プラン提案費として、別途3,150円が必要です。
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マウスピース装着による不快感・痛み、歯根吸収等の副作用があります。矯正後に後戻りすることがあります。

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