なぜ歯が動かない?
考えられる9つの理由

マウスピースの
装着時間が不足している

マウスピースは装着する時間が減れば減るほど歯が動きにくくなってしまいます。食事の時間が長めな方やついつい装着をさぼりがちな方は計画通りに歯が動かない場合があります。マウスピースは1日20~22時間以上装着するよう心掛けましょう。

マウスピースが浮いて
しっかりフィットしていない

マウスピースが歯に密着していないと歯にしっかりと力が加わりません。チューイーと呼ばれる道具を使ってマウスピースを密着させることが大切です。通常どおり装着してもマウスピースが浮いており数日たっても改善しない場合は、器具が破損してしまっている可能性もあります。

アタッチメントが取れてしまった

マウスピース矯正では、歯にアタッチメント(ボタンのような突起部分)を付けることがあります。このアタッチメントが取れてしまうと歯に十分な力をかけられなくなるため、計画通りに歯が動かないことがあります。

マウスピースが変形・破損している

マウスピースは精密に作られた装置であり、変形や破損が生じると適切な矯正力がかからなくなります。過剰な噛みしめや、取り外し時の力の入れすぎには控えましょう。マウスピースの状態が悪い場合は早めにご相談ください。

代謝が悪い

歯列矯正では歯の新陳代謝によって歯を動かすため、代謝が悪いと歯が動きにくくなります。一般的に若い人ほど代謝が高く歯が動きやすく、年齢を重ねると代謝が落ちて歯が動きにくくなります。また、栄養不足・運動不足・喫煙・カフェインの過剰摂取なども代謝が落ちる原因となります。

骨性癒着

骨性癒着とは歯の根と骨が癒着している状態です。外傷(転倒や交通事故)、虫歯や歯周病の悪化などによって起こります。骨性癒着している歯は歯列矯正で動かすことができません。事前の適応検査時にてレントゲンやCTで骨性癒着のある歯がないか確認したうえで治療計画を立てますが、部分的な骨性癒着は事前にレントゲン等での判別が難しい場合があります。

日常の悪い癖が
歯の動きを邪魔している

口呼吸・舌で歯を押す癖・指しゃぶり・頬杖などの悪い癖が歯の動きを妨げることがあります。こうした癖が残っていると、矯正治療終了後の後戻りの原因にもなるため、できる限り悪癖の改善に努めましょう。

そもそも矯正性能が低い
格安ブランドを使用している

マウスピース矯正のブランドはいくつもあり、安価で本格的な矯正治療に向かない「ローコストマウスピース」と中度~重度まで本格的な治療が可能な「コンプリヘンシブマウスピース」のふたつがあります。コンプリヘンシブマウスピースはインビザライン・クリアコレクト・シュアスマイルの3つです。その他のブランドはローコストマウスピースとお考えください。

ローコストマウスピースは矯正性能が低く「治療計画どおりに歯が動かない」「噛み合わせがおかしくなった」といったトラブルが増えています。ローコストマウスピースはごく軽微な症例のみ治療可能です。

矯正計画が現実的ではない
場合がある

初期の矯正計画が不十分であった場合、実際の歯の動き具合いに無理が生じることがあります。必要に応じて治療計画の修正やマウスピースの再製作をおこなわなければなりません。

マウスピース矯正で
歯が動かない際の対策

マウスピースの装着時間を増やす
正しく装着する

マウスピースは1日22時間以上の装着が理想とされています。食事や歯磨き以外の時間をできるだけ装着に充てることで、矯正の効果を最大化できます。また、装着中にはチューイーを使用し確実に歯にマウスピースを密着させることも重要です。

受診中のクリニックに相談する

歯が思うように動かない場合、まずは受診中の歯科クリニックに相談しましょう。マウスピースが変形していたり、アタッチメントが取れていたりして治療の進行に影響が出ている場合もあります。専門家の指示を参考に適切な対応を取りましょう。

矯正装置を変更する

マウスピース矯正では歯が動かない場合、装置の変更を検討することも一つの選択肢です。特に格安ブランドの矯正装置を使用している場合、矯正性能が十分でない可能性があります。例えば、インビザラインのような実績のあるブランドへ切り替えることで、治療がスムーズに進む場合もあります。また、症例によってはワイヤー矯正の方が適しているケースもあります。当院ではいつでも3,150円でマウスピース矯正からワイヤー矯正に変更が可能です。

生活習慣や癖を見直す

舌癖や頬杖などの悪い習慣が歯の動きを妨げることがあります。また、栄養不足や喫煙習慣は代謝を落とし歯の動きを遅くします。自分の生活習慣を振り返り、矯正に悪影響な行動を見直しましょう。

セカンドオピニオン

現在の矯正計画や治療に不安を感じる場合は、他の歯科クリニックでセカンドオピニオンを受けるのも良い方法です。現在治療中のクリニックで相談してみても適切な対策が提示されないと感じた場合は、別のクリニックの先生に相談することで新たな知見が得られるかもしれません。セカンドオピニオンの際は、矯正治療をおこなっていない一般歯科ではなく、矯正歯科や矯正専門医がいるクリニックでの受診がおすすめです。

このページの監修者

私が監修しました
千葉ニュータウン中央駅前
河合歯科 矯正歯科
院長河合 友輔

当院はこれまで
1,275件の矯正治療を
手掛けてきました。

これまで積み重ねてきた
経験と知識を基に、
お1人お1人に合った
適切な治療をご提供いたします。

症例写真

費用補足:
治療開始前の適応検査・治療プラン提案費として、別途3,150円が必要です。
リスク:
マウスピース装着による不快感・痛み、歯根吸収等の副作用があります。矯正後に後戻りすることがあります。

近隣で歯列矯正をご検討の方は
ぜひご相談にいらしてください。

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